コラム

【Vol.4】一般葬儀の進め方について

1. 仮通夜(於自宅)

ごく内輪の人にお集まりいただき、お寺様に読経をいただきます。

お寺様には、茶菓子の接待だけでよく、日時・会場・お寺様の人数戒名(法名)については再度確認します。

特に、御布施を支払う必要はありません。(すべて終わった後に一括して支払います)

             

2. 通夜当日(於自宅)…①

≪湯灌及び納棺の儀≫

遺族、近親者にはできるだけお集まりいただき、故人の体をきれいにし、お棺に納めます。(当社では、皆様と共にお手添えさせていただきます)

●準備するもの

・          お棺の中にお入れになるもの(御愛用されていたもの、衣類、好きだった食べ物など。) (ただし、なるべく燃えるもののほうがよいでしょう。)

・          小銭、お米、お塩(お米とお塩は別々に半紙で包んで)

(真宗系では必要ありません。)

・          洗面器(ぬるま湯を入れて)

・          新聞紙少々

・          ゴミ袋一枚

・          その他(お化粧道具や櫛等を用意されても結構です)

             

3. 通夜当日(於自宅)…②

≪式場への遺体搬送≫

あらかじめ一緒に乗る人の人数を確認しておき、同行するのが望ましいでしょう。(納棺後、早々に自宅より搬送する場合が多いので)

同行者には、四華花等を一緒に持っていただきます。式場に到着したら、祭壇にお参りをし、お世話いただく方々に挨拶をします。

その後、葬儀役員の方の指示に従って夕食を取ります。

また、供花やお供え物の名前を確認し順番等を必要にお応じて決定します。

             

4. 通夜(於式場)…①

「通夜」は葬儀の前夜に行いますが、故人と最後の一晩を、夜を通して過ごすことから通夜と呼ばれてます。

なるべく、開式の30分ぐらい前から式場に座り御弔問の方をお待ちします。

お寺様に、読経をいただき、全員が回し焼香をする。

遺族、近親者はできるだけ前列に着席して、お経をいただくようにしましょう。

             

5. 通夜(於式場)…②

≪通夜次第≫

・          開式の辞

・          読経(まわし焼香)

・          説教(法話)

・          葬儀委員長挨拶(喪主立礼)

・          閉式の辞

             

6. 通夜(於式場)…③

≪焼香順の決め方≫

葬儀のときに最も問題が多く、難しいことは親戚関係の焼香順の決定であります。

今日では焼香順と相続問題が絡むことはなくなりましたが、多勢の人の中には必ずこれを問題にする人のあることを心得ておくべきでしょう。

従って、そのお家の事情もありましょうから後で問題にならないように、親戚の長老の方と相談されて順位をお決めになるのがよい方法です。

また、最近ではご家族単位で焼香のご案内をされている、もしくはご案内を省略しているご家庭が多いようです。

◇焼香順位の例

①喪主(故人の妻)

②施主(長男)

③本家(故人の出た家の当主)

④施主の妻

⑤施主の子

⑥施主の弟、姉妹

⑦施主の妻の両親

⑧伯父、伯母夫婦

⑨叔父、叔母夫婦

⑩故人の孫達

⑪施主の従兄弟姉妹(年齢順)

⑫施主の妻の従兄弟姉妹(年齢順)

⑬故人の友人(年齢順)

⑭施主の友人代表

             

7. 通夜(於式場)…④

≪弔電の順位≫

弔電は順位を決めておきましょう。また、式中にすべて読み上げることは時間的にも無理があると思いますので、本文も読まれる方と、ご尊名だけ読まれる方の区別をしておきましょう。

通常は、本文まで読まれる方は5、6通ぐらいです。できれば、読みにくいお名前の方にはふりがなを付けておくと読みやすいかもしれません。

             

8. 葬儀式【告別式】(於式場)

■ 葬儀次第■

・          開式の辞

・          読経

・          弔辞

・          弔電

・          焼香(呼び出し)

・          読経

・          葬儀委員長挨拶(喪主立礼)

・          閉式の辞

(御宗旨によって弔電が御焼香の後になることもあります。)

             

9. 出棺

故人のお顔の周りに花を飾り、最後のお別れをします。

その後、霊柩車までお棺を先頭に、位牌、写真、四華花等を持たれた方の順に参列し霊柩車に乗車します。

お見送りのために霊柩車の周りで待っている一般会葬者に一礼してから、車に乗るようにします。できるだけ、貴重品は控え室におかず、携帯する方がよいでしょう。

             

10. 火葬場

火葬場に到着して、御親戚の方がすべて揃うと安置所にて御焼香をします。

その後、お棺は釜に入り1時間半ほどでご収骨の準備が整いますので、待ち時間の間に昼食を済ませ、あまり遠くへ行かないように心がけましょう。

お骨拾いのときは、火夫さんの指示に従って始めは足の先から拾い、箸渡しといって近くの人の箸へ渡しながら、骨壷に納めます。

(最初火夫さんの手によって大切な骨を分骨に納めます。喉仏、むな仏等。) 

             

11. 骨上げ並びに繰り上げ法要(於式場)

式場に到着したら、まずお清めの塩を体にかけ、また手を洗います。

(真宗系ではお清めの塩は使いません。)

その後、時間があれば葬儀委員長から香典帳やその外の書類、香典等について引き継ぎを受けます。

あらかじめ、お寺様と時間を決めておき、全員が着席したところでお寺様を迎えます。

読経が終わり次第、お寺様の所に挨拶に行きます。

御布施についてはあらかじめお寺様や葬儀委員長と金額を打ち合わせしその時にお渡しいたします。

それから、その場にて皆様に食事を取っていただくか、お持ち帰りの料理を用意して、葬儀役員の労をねぎらいます。

落ち着かれてから御自宅に帰ります。

当社では祭壇に飾ってあるお供え物等を御自宅までお運びし、

四十九日までの祭壇を飾らさせていただきます。

             

(参考資料) 葬儀司会例

≪通夜≫

● 開式の辞

・          只今より故○○殿の通夜を執り行います。

(ご一同様 姿勢を正し合掌・礼拝をお願いいたします。)

● 葬儀委員長挨拶

・          これより葬儀委員長のご挨拶がございます

葬儀委員長○○町内会会長○○殿

葬儀委員長○○株式会社代表取締役○○殿

・          有り難うございました。

● 閉式の辞

・          以上をもちまして(これをもちまして)故○○殿の通夜を閉式致します。長時間にわたりましてのご会葬誠にありがとうございました。

≪葬儀式≫

● 開式の辞

・          只今より故○○殿の葬儀式を執り行います(ご一同様姿勢を正し合掌・礼拝をお願い致します)

● 弔辞

・          これよりご弔辞を拝受致します。

株式会社○○代表取締役○○殿

・          有り難うございました。以上をもちましてご弔辞の拝受を終わらせて頂きます。

● 弔電

・          只今より各所から拝受致しております、ご弔電を謹んで拝読させていただきます。

・          なお、これより同主旨のため、ご芳名(ご尊名)のみを拝読致します。

・          以上、(ほか○○通のご弔電を頂いておりますが勝手ながら割愛させて頂き)

御霊前(真宗系は御仏前)に奉典させて頂きます。

・          以上を持ちましてご弔電の拝読を終わらせて頂きます。

● 焼香

・          只今よりご遺族親族、ご来賓の皆様のご焼香のご案内をさせて頂きますので、順次ご焼香願います。

・          なおこれより先は引き続き順次ご焼香にお進み下さいませ。(最後に)葬儀委員長○○殿

・          以上をもちましてご焼香のご案内を終わらせて頂ます。

● 葬儀委員長挨拶

・          これより葬儀委員長のご挨拶がございます。

葬儀委員長○○町内会会長○○殿

・          有り難うございました。

● 閉式の辞

・          以上を持ちまして故○○殿の葬儀式、閉式致します。

長時間にわたりましての御会葬誠に有り難うございました。

(なお、これより遺族親族皆様方の最後のお別れの後ご出棺致しますので玄関先にて今しばらくお待ちあわせ頂きますようよろしくお願い致します。)

             

(参考資料) 葬儀委員長挨拶例

≪通夜≫

喪主、並びに遺族親族になりかわりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。

本日はご多用中にもかかわりませず御会葬頂きまた、過分なるご香料・ご供花・お供物等を頂き、厚く御礼申し上げます。故人も定めし、皆様方の御厚情には深く感謝していることと存じます。

ここで、簡単ではございますが故人の経歴を述べさせていただきます。

【中略】

以上でございます。

残された遺族に対しましても故人の生前中とあいかわりませずご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。このあとは、近親者をもちましてお通夜を致しますので皆様方には随時お引取り頂きますよう、お願い申し上げます。

なお、明日は午前〇〇時より葬儀式の予定と相成っておりますので、御会葬賜りますれば幸いかと存じます。

ご親族になりかわりまして一言御礼申し上げ、ご挨拶と致します。

≪葬儀式≫

喪主、並びに親族に成りかわりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。

本日は、昨夜の通夜に引き続き御会葬頂きまして誠に有り難うございました。

皆様方のお陰をもちまして無事出棺の運びとなりました。故人も定めし、皆様

方のご厚上には深く感謝していることと存じます。

ここで故人の経歴を述べさせて頂きます。

【中略】

以上です。

なお、このあとは、近親者のみにて野辺の送りを致しますので、皆様にはどうか

最後のお見送りのうえ随時お引き取り頂きますようお願い申し上げます。

また本日午後〇〇時より、骨上げ法要並びに忌中引法要を〇〇にて相営みます

ので皆様方には誠に恐縮とは存じますが、御会葬賜りますれば幸いかと存じます。

場所柄簡単で失礼ですが親族共々喪心より厚くお礼申し上げます。

本日は、誠に有り難うございました。

             

(参考資料) お骨上げ法要喪主挨拶例(お持ち帰りの場合)

読経が終わり次第、先にお寺様のところに御挨拶に行かれるか、皆様に御挨拶されるか決めておく。

先にお寺様に御挨拶に行かれる場合は皆様に対して(これよりお寺様のにご挨拶に行きますのでその場にて少々お待ち下さい。)と一言付け加えてお待ちいただくようにする。

また、先に皆様に御挨拶される場合は、お寺様のところに行く間、ご親戚の方々にお手伝い頂いた方々への引き物を渡してもらうようにする。

(挨拶例)

遺族親族を代表致しまして、一言御礼を述べさせていただきます。

この度の○○の葬儀に際しましては、皆様方にはいろいろとご尽力を賜わり、かつまた、丁重なるご香料・お供物等を賜わりまして、誠にありがとうございました。皆様方のお陰様をもちまして、葬儀万端滞りなく相すますことができ、亡き○○も草葉の陰(真宗系ではお浄土)で皆様に厚く感謝していることと存じます。

本来であれば皆様方には一席もうけなければならないところですが、

 ・この地区の生活改善運動のため、

 ・町内会の方針のため、

 ・お車で来られる方が多いため、

 ・その他の理由

大変失礼かと存じますがお持ち帰りの料理を用意させていただきましたので御自宅にて故人を偲んでいただければ幸いかと存じます。

簡単ではございますが、これをもちまして御礼の言葉とさせていただきます。

この度は、誠にありがとうございました。

             

(参考資料) お骨上げ法要喪主挨拶例(会食の場合)

親族の方でお手伝い頂いた皆様を席に着かせ全員が席に着いたらお寺様をご案内し御礼のご挨拶をする。

(挨拶例)

遺族親族を代表致しまして、一言御礼を述べさせていただきます。

この度の○○の葬儀に際しましては、皆様方にはいろいろとご尽力を賜わり、かつまた、丁重なるご香料・お供物等を賜わりまして、誠にありがとうございました。

皆様方のお陰様をもちまして、葬儀万端滞りなく相すますことができ、亡き○○も草葉の陰(真宗系ではお浄土)で皆様に厚く感謝していることと存じます。

本席はさしたる用意もございませんが、故人を偲び、ご歓談下されば幸いかと存じます。簡単ではございますが、これをもちまして、御礼の言葉とさせていただきます。 どうぞお召し上がり下