コラム

感動葬儀

エピソード19

感動葬儀

喪主様は、腰にひびが入っていて座ることも歩くこともできませんでした。最初ご遺族はご自宅での葬儀を希望されていましたが、祭壇を飾れる部屋には、故人様と喪主様の二台の介護ベット。やむなく、家族葬ホールで施行をさせて頂きました。しかしながら、喪主様の移動は?インターネットでのライブ中継やさまざまのことを考えましたが、喪主さまの意向でどうしてもお参りされたいとのこと。寝台用の車椅子を借りてきて家族葬ホールまで移動をさせて頂きました。ホールではエレベーターに乗せることもできず、お子様、私どもの社員で階段を丁重に、式場まで運びました。「父さんお参りさせてもらうよ」願いをかなえることができて、一同安堵と寂しさで何も言葉がでませんでした。静かに時は流れていきました。お式は分けあって、無宗教葬でしたが、お子様、兄弟6名の皆様からのお別れの言葉、ご焼香、故人様のご経歴紹介、施主挨拶、お別れの言葉は皆様がそれぞれに思いの丈を涙ながらに語って頂けました。参列されたほとんどの方が目頭をあつくしていました。ご焼香の際には、町内会の方々、ご友人が誰となく故人様に「ありがとう」「お世話になりました」故人様に語りかけておられました。私自身、こんな光景は初めてかもしれません。温かく心のこもった感動のお別れ会でした。