感動葬儀
エピソード31
感動葬儀
長い間闘病生活をされている方が亡くなりました。ご遺族は、精神的にも疲れ果て、金銭的にも余裕のない状態でした。お寺様と戒名のお話になり、「もう余裕もないので、立派な戒名はいりません。」とはっきり申しておりました。しかしながら当日、戒名を頂くと、院号がついており、最高位の戒名でした。ご遺族は、「いくらかかるかわからないし、そんなに払えない。一緒にお寺様のところへ行っていただけますか?」との申し出があり、一緒に同行しました。お寺様曰く、「お話は聞いております。しかしながら○○さんは、社会的にも活躍されていた方ですし、お寺にも貢献されていました。お寺からの気持ちですので戒名料はいりません。」喪主様は、びっくりされ、畳に額がつくぐらい深々と頭を下げられ「ありがとうございます。」何度も何度も、頭を下げられておりました。
最近では、この光景も減ってきております。しかしながら恩に報いる、温かい人の心にふれますと、気持ちが穏やかになります。ありがたいお話です。