感動葬儀
エピソード35
感動葬儀
洋裁が好きな方が亡くなりました。その方は、何かのお祝いがあればと、ご自身でドレススカートをこしらえておいででした。しかしながら一度もそのスカートをはくことなく逝ってしまいました。ご遺族は、「おそらく無念だったと思います。甥っ子の結婚式や祝賀会ではきたかったでしょうに……。」
もちろん、お柩には納めさせていただきました。
お別れのときにそのスカートが見えるようにお柩のふたを全て開けてお別れさせて頂きました。ナレーションでその旨を伝える予定でしたが、ご遺族がすぐに、「このスカートはね……。」とご親族に説明されていましたのでナレーションはひかえさせて頂きました。
ご遺族もきっとおばあ様のミシンをしている姿が目に焼きついていたんでしょうね。願わくは、いつでもおばあ様の楽しそうにミシンをしている姿を思い出してほしいですね。