コラム

感動葬儀

エピソード41

感動葬儀

私の尊敬する、大先輩が亡くなりました。ご遺族は、恥ずかしくない葬儀をお願いしますとの要望でした。また、スライドショーをお願いしたいとのことでしたので、「思い出に残るお写真を20枚ぐらいご用意下さい。」との旨を伝え、その日の午後からお写真を預かりに行きました。ところがご遺族様からは、「探したけどほとんど見当たらない。」とのことでした。「もしよろしかったら、私の持っている写真も何枚かありますので見て頂けますか。」一端その場を去り、早々に写真を持参しました。「こんな表情見たことないです。」「こんなこともされていたんですか?私どもの知らない父の姿です。」「この写真いいですね。遺影写真もこちらを使って頂けませんか?」もちろん了承しました。ご遺族は、生前を偲ぶかのように、1枚1枚その写真についてのエピソードなどを聞かれましたので、私の知る限りでお伝えさせて頂きました。目に一杯の涙を浮かべて、聞いておられたことがすごく印象的でした。お式当日、お寺様が退席してから、スライドショーを実施しました。ご遺族ご親族はもとより、ご友人の方、多くの皆様が、目頭を抑えすすり泣きをされていました。

その人と故人様の今までの繋がりを思い起こし、別れを惜しむかのように……

ご遺族にとって、アルバムを見返すことは必要です。また、親しいご友人の方は家族の知らない思い出話をされることもご遺族にとっては必要なことかもしれません。

改めてご冥福をお祈りいたします。