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岩見沢公益社〜過去の質問&回答集〜 03-0001
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1.霊具膳について
Q.
霊具膳には、二膳がセットになっていますが、使い分けを教えて下さい。
又葬式の時霊具膳のご飯の上に生飯と言うものを乗せるように僧侶から言われたのですが、解らないので教えて下さい。
A.
まず最初のご質問ですが、御霊具膳が二膳セットされているということですが、おそらくご購入されたときに蓋が4枚付いてきたものだと思います。御飯を盛る親椀の蓋は器のように大きなものですから二膳セットになっているように見えるかもしれません。もしくは、朱色と黒色と二種類の器がセットになっているものをご購入されたのかもしれません。その場合には宗旨によって色の使い分けをしなければいけません。曹洞宗、臨済宗、浄土宗、真言宗、日蓮宗等は朱色を使用します。また、黒色は日蓮正宗で使用します。

また、次のご質問ですが生飯(さば)とは、食事に際し、食物の少量をとり分けて、鬼神・餓鬼・鳥獣などに施すものを言います。
仏教では「独り占め」を嫌います。食事の場合でもそうで、特に禅宗の正式な食事作法では、必ず生飯を取り残こす作法をしてから初めてお食事を頂きます。
同じように、仏となった亡者の供養のために霊具膳をお供えするときでも、これに倣い、死者に成り代って小量の飯粒(3〜7粒ほど)を皿に取り残し、その心を表します。
「生飯と言うものを乗せるように僧侶から言われたのですが・・・」との事ですが、これは僧侶が生飯を箸で摘み取りやすいように「予め一つまみの米粒を親碗のご飯の上にのせておいて欲しい」ということです。ご飯は「てんこ盛り」になっていますから、ちょうど「おっぱい」と同じような形となります。

また、最後にご存じだと思いますが、参考までに御霊具膳の並べ方について書いておきます。
お霊具膳は、浄土真宗系を除き各宗派で使用されます。
御遺骨となられてから、なるべく毎朝お供えするようにします。

お膳は親椀(飯椀)(一番大きな器)、汁椀(外側に筋の入ってない小さな器)、高皿(腰高)(杯のように高くなった器)、ツボ椀(外側に筋の入った小さな器)、平椀(外側に筋の入った平たい器)と5種類の椀があり、親椀にはご飯を、汁椀にはお吸い物、みそ汁を、高皿には香の物を、ツボ椀には胡麻和えなどを、平椀には煮込み物などをお供えします。浄土宗、真言宗、日蓮宗、臨済宗では、御仏前(御仏壇の中側)の方には箸を向け親椀、汁椀を向けます。真ん中に高皿を、手前、向かって左側にツボ椀を右側に平椀をお供えします。
曹洞宗では高皿とツボ椀が逆になります。箸は、立てずに横に食べやすいようにお供えします。おかずは、なるべくは精進料理とし、肉類や魚類、ねぎ類玉子は避けていただいた方がよろしいです。また、お供えしたお膳はその後皆様で食べていただくか土に返されるとよろしいでしょう。
以上、ご質問の答えとさせていただきます。
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