A.
ご質問ありがとうございます。
基本は、以下のようになります。
弔辞の構成は大きく分けて「出だし」「主題」「結び」の三つに分けられます。
述べる側と故人との関係などもふまえてまとめていきます。
「出だし」-初めの言葉。故人の死に対する驚きと悲しみの言葉。
「主題」-故人の人柄を表す言葉。故人の功績や業績をたたえる言葉。
故人とのかかわりやエピソ−ド。残された者の責任と故人への誓いの言葉。
「結び」-遺族への励ましと慰めの言葉。冥福を祈る結びの言葉。
定番ですと、このようになるかと思いますが、お孫様の弔辞の場合には、特に方にはめられなくても、よろしいかと思います。
故人様との思い出、エピソード、感謝のお気持ちをお伝えできればよろしいかと思います。
文例を記載いたします。
お孫様の弔辞(小学生)
お別れの言葉。
おじいちゃんいつも可愛がってくれてどうもありがとう。
外では怪我をしないように、寒くなったら風邪を引かないようにといつも心配して
電話をくれたおじいちゃん。
今年の正月もみんなに年賀状をくれて、とてもうれしかったよ。
それから、おじいちゃんのお店の二階でみんなで騒いだら階段の下から大きな声で
「もう少し静かに」と怒られたこと。
その声はいつまでも忘れることができません。
もう一度大声で「こら、静かに」と怒ってください。
でも、とってもやさしいおじいちゃん。
いつも口癖のようにお父さんお母さんの言うことをよく聞いてよい子になってね、
それがおじいちゃんの願いだからね、と言っていました。
僕たち私たちはそのことを忘れずに、きっとよい子になりますから、どうかおじいちゃん、
遠い空から見守って下さいね。
いつまでもいつまでも。
愉快なやさしいおじいちゃん。
さようなら。
お孫様の弔辞(中学生)
おじいちゃん。
おじいちゃんは今、どんなところにいらっしゃるのですか。
おじいちゃん、おばあちゃんには、再会できましたか。
いつも思い出話を語ってくださったおじいちゃんのことですから、
真っ先におばあちゃんを探したことでしょうね。
おじいちゃんの田舎を訪れるたびにお菓子をお土産にくれて、とても嬉しかったのを覚えています。
おじいちゃんは私たちに、いろいろなことを教えてくださいました。
おじいちゃんが子どもの頃のこと、
富良野の美しい自然こと。
とても優しいおじいさんが、私は大好きでした。
おじいちゃんは、「人には思いやりが大切だよ」と、いつも教えてくれました。
私はこれからもずっと、おじいちゃんから教えていただいたことを守って
生きていくつもりです。
どうぞいつまでも、私たちみんなを見守っていてください。
さようなら。
お孫様の弔辞(高校生)
○○じいさん、長い人生ご苦労さまでした。
床につかれてから半年、
あんな大病だったのに、痛いとも、苦しいとも、ひとことも弱音をはかないで心配する私たちを反対に慰めてくださいました。
最後まで希望を失うことなく、
苦痛にじっと耐え私たちを愛してくれた○じいさんの闘病生活をみて肉親としてどれほど誇りに思ったことでしょう。
○○じいさんは情に厚く、一緒に泣き笑いを共にし優しく相談を聞き、
温かく接してくださいました。
私たちは、この優しさ、強さを抱き、これからもがんばって生きていきたいと思います。
○○じいさん、長い間お疲れ様でございました。
ありがとうございました。これからも天国から時々叱咤激励して下さい。
どうぞ安らかにお眠り下さい。
文章を読むのではなく、故人様に語りかけるようにされるとよろしいかと思います。
以上ご質問の答えとさせていただきます。
ご質問ありがとうございました。
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