93歳の曾祖母が先日亡くなりました。 私は初ひ孫になります。 3日後に弔辞をします。 どのような感じで読めばいいでしょうか? 私は21歳です。
ご弔辞ですね。 まず最初に、 弔辞の意味ですが、 弔辞とは、故人に捧げる別れの言葉です。葬儀の際、故人に向かって、語りかけるように述べるのが弔辞で、言いかえればそれは、故人への最後の手紙とも言えましょう。 弔辞とは、死者との対話です。 威厳のよさも、華やかさも必要がなく、 「悲しい死を慰める」と言う基本にたち、自分の心のままに、故人を失った悲しみを語ります。 故人の霊を慰めると同時に、悲しみに沈む「遺族を慰める」言葉も忘れてはならない大切なことです。 ですから、弔辞を作る場合、全体の構成と 一つ一つの言葉使いにも慎重にならなければなりません。 (留意点) ・むやみに感傷的な言葉を並べない。 ・美辞麗句をいたずらに使わない。 ・自分本位の個人的な話題は避ける。 ・忌み言葉に気をつける。 葬儀では以上のことに気を付け、述べる側と個人との関係を考えた上で、弔辞全体調子を決め、その立場にふさわしい弔辞を述べます。 弔辞の構成 弔辞の構成は、大きく分けて「出だし」「主題」「結び」の三つにわけられます。 述べる側と故人との関係などもふまえてまとめてゆきます。 出だし ・初めの言葉 ・故人の死に対する驚きと悲しみの言葉 主題 ・故人の人柄を表す言葉 ・故人の功績や業績をたたえる言葉 ・故人とのかかわりやエピソード ・残された者の責任と故人への誓いの言葉 結び ・遺族への励ましと慰めの言葉 ・冥福を祈る結びの言葉 奉読の作法 司会者に呼ばれたら、霊前に進み、まず御導師、遺族席に一礼をします。 次に遺影に一礼して弔辞の包みを開きます。 そして以下の順序で行います。 1・右手で持っていた弔辞を両手で持ち直し、丁寧に包みから取りだします。 2・上包みをたたみ、側卓に置く。 (もしくは懐にいれるか左手に持つ) 3・左手に持った弔文に右手を添え置く。 4・両手で捧げ持つようにし、目の高さに差し出し語りかけるようにゆっくり読み上る。 5・読み終わったら、もとのように包みに戻し、表書きを霊前に向け卓上に置く。 (弔辞は供えずに、持ち帰ってもかまいません。) 6・遺影に一礼したあと御導師、遺族席に一礼して席に戻る。 弔辞は、読み上げるだけで持って帰ることもあり、また、病気や諸事の都合で葬儀に参列できない場合は、弔辞をテープに吹き込んで代理の者に持たせ、 それを回してもらうこともあります。 葬議場へは、ふくさで包んで持っていくのが正式です。 用意出来ない場合は、きれいな紙に包んでもっていきます。 弔辞の読み方 弔辞は故人へ語りかけると同時に、その遺族や参列者にも聞いてもらうものです。 ですから、耳で聞いてわかりやすい言葉や発音しやすい言葉を選びます。 ・低く静かに ・ゆっくり一語一語かみしめるように ・心をこめ、ていねいに 弔辞を読むときの感情表現はむずかしく、悲しみをそのままストレートに表現したのでは、 かえってわざとらしくもなり、また、あまり形式ばった言葉や美辞麗句の羅列でも困ります。 格式のある弔辞とは、故人を追悼し弔う心のあり方が、素直に文章の中に にじみ出ているものといえましょう。 朗読の途中、涙があふれ出てきたときは涙をふき、おえつがおさまってから 朗読を続けます。 このような場合、朗読がつかえても失礼になりません。 以上ご質問の答えとさせていただきます。 ご質問ありがとうございました。その他、ご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。 【お問い合わせ】 WEBお問い合わせフォーム》 無料・フリーダイヤル0120-10-8780 (365日24時間受付)