HOME > 葬儀の基礎知識(目次) > Vol.1 素朴な疑問
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■素朴な疑問
1. お葬儀の費用ってどのくらいかかるのかしら?
岩見沢市内では、一般的に2日間の総費用は、160万円から180万円ぐらいです。
札幌市で290万円、全国の平均は340万円といわれています。
総費用とは、葬具代金、霊柩車、香典返し、飲食、引き物、夜具、写真、会場費、お寺様へのお布施です。
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2. 焼香の仕方がよくわからないわ?
1. 数珠を左手に持ち、祭壇の少し手前で遺族と僧侶に一礼する。
2. 仏前で数珠を掛け、合掌する。
3. 数珠を左手にかけ香を右手の指先でつまみ、軽く頭を下げておしいただく。(真宗系では、おしいただかない)
4. 香をそっと香炉に落とす。(焼香の回数は、宗派によって違いがある。)
5. 焼香が終わったら合掌する。
6. そのまま祭壇から後退し、遺族と僧侶に一礼して席に戻る。
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3. ご焼香の回数を教えて?
宗派によって回数が違います
 ・天台宗 1、3回
 ・真言宗 3回
 ・浄土宗 1〜3回
 ・浄土真宗本願寺派(お西) 香を額におしいただかず1回
 ・真宗大谷派(お東) 香を額におしいただかず2回
 ・臨済宗 1回
 ・曹洞宗 2回(1回目は香をおしいただき、2回目はそのまま香炉に落とす)
 ・日蓮宗 1回、3回
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4. 玉串の仕方って?

1. 祭壇の前に進み、遺族、神官に一礼し、神官から玉串を受け取る。
この時、枝の根本を右手で上からつまむようにし、左手で葉の方を下から捧げ持つような形で受け取る。
2. 祭壇前の玉串を置く台(玉串案)の前まで進み、玉串を目の高さに捧げて神前に一礼する。
3. 玉串を時計回りに回転させて根元を祭壇に向け、根元を左手に持ちそっと替え、両手を添えた状態で玉串案に置く。
4. 正面を向いたまま三歩後退し、二礼二拍手(音を立てない)、一礼する。
5. 遺族、神官に一礼して席に戻る。
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5. 献花のやり方を教えてください?
1. 祭壇の前に進み係りの人から花を受け取る。
2. 花が右手になるように持ち、祭壇に向かって一礼する。
3. 花の根元を祭壇に向け献花台にそっと捧げ、深く一礼する。
4. 遺族、司式者(神父、牧師)に一礼して席に戻る。
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6. 友引に葬儀を出してはいけないのですか?
「友引」とは先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順で循環する中国の暦法で、旧暦正月一日が「先勝」、二月の一日から「友引」を当てて、六日毎に循環する仕組みです。
本来の「友引」の意味は、孔明六曜星では「相打ち共引きとて、勝負無しと知るべし」とされ、引き分けの意味です。ですから「友を引き寄せて一緒に冥土に連れて行く」ので、友引に葬儀を行っていけないという慣習は、言葉のゴロ合わせに起因する俗信にすぎません。
しかしながら、通常は火葬場がお休みですのでその日を避ける方が多いようです。
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7. 弔事での言葉使いは?
お悔やみの席や弔事・弔電では使わないように心がけたい言葉があります。
言葉づかいには充分な注意が必要です。
「重ねる」「くりかえし」を意味する言葉は使わないようにします。かさねがさね・かえすがえすも・再び
生死を直接表現する言葉は、別の言葉に言い換えます。
死 亡→ご逝去、ご永眠 生存中→ご存命中
仏式では「迷う」「浮かばれない」などの言葉は、成仏できないと言います。
神式やキリスト教式では、仏教用語を用いないようにします。
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8. お彼岸の意味を教えてください?
「彼岸」の意味は、この世の迷いを離れて悟りの彼の岸に達するということで、三月の春分の日・九月の秋分の日を「お彼岸の中日」として前後一週間をいいます。

お寺では彼岸法要が行われますので、菩提寺に詣でお経捧げて祖先の供養し、お墓参りをして墓所を清め花や香を供えます。また、自宅では仏壇を開いてお花やお香と故人の好物などをお供えして、お寺様の読経をいただいて崇祖の念を新たにいたします。

キリスト教では、彼岸に相当する日として十一月二日の万霊節があり、墓地を清めお花を供えて故人の冥福を祈ります。
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9. お盆って?
「お盆」は、毎年八月十三日から十六日まで自宅へ先祖の霊を迎えて送るまでの「たままつり」の行事のことをいい、十三日に迎え火を、十六日に送り火を焚きます。

前年のお盆以降に亡くなられた場合には、その霊に対して初めてお宅へお迎えするので「新盆」もしくは「初盆」として特に新仏のお供養を致します。
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10. お霊具膳の並べ方を教えてください?
お霊具膳は、浄土真宗系を除き各宗派で使用されます。御遺骨となられてから、なるべく毎朝お供えするようにしましょう。お膳は親椀、汁椀、高皿、ツボ椀、平椀と5種類の椀があり、親椀にはご飯を、汁椀にはみそ汁を、高皿には香の物を、ツボ椀には胡麻和えなどを、平椀には煮込み物などをお供えします。

御仏前(お位牌)の方に箸を向け親椀、汁椀等を向けます。真中に高皿、手前向かって左側にツボ椀、右側に平椀をお供えします。箸は、立てずに横に食べやすいようにお供えします。
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