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HOME > オリジナルコラム『悲嘆(Grief)について』(目次) > Vol.7 グリーフケアの考え方B |
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岩見沢公益社オリジナルコラムVol.1 |
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『悲嘆(Grief(グリーフ))について』 |
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■グリーフケアの考え方B |
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悲嘆が大きくて受けとめることが辛い場合、故人のことを喋り(しゃべり)たくない、思い出したくないと思います。ですから、無理矢理聞き出すことは避けましょう。
しかし、いつまでも避けていると、「グリーフワーク」は進みません。少しづつでも、故人の死の悲しみを受けとめるようにさせましょう。
故人のことを思い出すことが辛い時期には、故人の思い出の品を処分したり、あるいは引越しをしたくなることは良くあります。しかしながら、故人の思い出は、後になって大切な思い出にすることができますので、一時の感情で処分をしたり、早急に引越しをしないように勧めましょう。時間をかけてゆっくり考えて結論を出させることも必要です。
様々な感情が強すぎる時には、是非ともご相談ください。
なかなか自分から動くことは勇気の要ることですが、しっかりと悲嘆を受けとめ、話し相手を見つけることも大切です。「グリーフケア」を目的とした専門の会などに参加することもできます。利害関係のない第三者の、専門家やグリーフワークの経験者に話を聞いてもらうことは、とても効果的です。
場合によっては、こういった方法も勧めてみましょう。
また、悲嘆を表現する方法としては、詩を書くとか、故人に対して手紙を書いてみるといったことも効果的です。
「グリーフケア」を行う人間は、遺族から様々な感情を向けられることがあります。怒りが向けられることもありますし、反対に、特別信頼できる人間のように頼られることもあります。
こういった感情には左右されないようにする必要があります。例えば、「私にお怒りのように見えますが」と言って、遺族にそのことを気づかせるのがよいでしょう。
「グリーフケア」を行う人は、遺族の悲しみに共感する必要があります。これは遺族同様に悲しく、つらい作業ですから、大きなストレスを受けます。特に、親族の死別を経験したことのある人の場合はそうです。
ですから、「グリーフケア」を行う側の人間にも、疲労感、無力感、憂鬱(ゆううつ)、不眠など、遺族同様の症状が現れることがあります。
あまり無理をしないようにし、自分自身に対しても、同様のケアを行う必要があります。つまり、自分自身のストレス、感情を受けとめる必要があるのです。 |
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