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岩見沢公益社オリジナルコラムVol.2
『生きるための死に方』
■はじめに
 現在の葬儀についてそして生きるための死に方ということで本日はご講演をさせて頂きます。まず、私は承知の通り株式会社ライフネットの常務取締役です。会社は平成12年に有限会社岩見沢冠婚葬祭互助会と有限会社岩見沢公益社が合併し現在のようになっています。私ども葬祭業では、労働省認定の葬祭ディレクターという資格がありまして、1級葬祭ディレクターは平成15年度までで、全国で5928名、北海道では約400名が所得しています。

 2級葬祭ディレクターは、全国で4498名、北海道約200名です。岩見沢市内では両方併せて現在、4名が所得しています。しかしながら、医師免許のように資格が無ければ診察できないのではなく、資格が無くてもどなたでも、この業界に参入することは出来ます。現在市内では8社が葬祭業を営んでおります。

 平成14年1月現在の人口の統計ですが、出生が27秒に1人、年間 1,175,000人が生まれているのに対して、ご逝去される方が39秒に1人、年間968,000人が亡くなられています。その中で自殺者が40,000人、交通事故40,000人で死亡率は上昇傾向にあります。国の統計調査では平成34年に人口のピークを迎え、その後約20年〜30年で日本の人口は1億2000万人から約8,000万人になるだろうと推測しています。

 さて本題に入りますが、皆さんの宗派は何でしょうか。日本では仏教徒8割、神徒1割、基督教徒0.5割であります。仏教宗派は、日本仏教連合会で加盟しているのが13宗56派です。・法相宗・華厳宗・律宗・天台宗・真言宗・融通念仏宗・浄土宗・浄土真宗
・臨済宗・曹洞宗・黄檗宗・日蓮宗・時宗です。他に岩見沢では日蓮正宗、法華宗等があります。

 死んだらどうなるでしょうか。肉体はなくなる、灰になる。心、魂は 存在すると考えられる、もしくは存在していてほしいと願うものです。仏教の中で、浄土宗、浄土真宗では、お浄土の世界へ、禅宗、真言宗では仏様になるとの考えです。神徒では、神に帰依する。基督教徒では、天に召されるという考えです。
本文は、平成15年2月にお話しをさせて頂いた講演を基に一部加筆修正を加え掲載しております。
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