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弊社講演会より Vol.1
『家族葬の現状と今後』
■9-家族葬の定義
それでは、最近流行の家族葬についてお話をさせて頂きます。
現在の一般的な家族葬の定義ですが、家族葬とは故人と家族のお別れを最も大切にしたスタイルの葬儀です。

次に、本当に故人を知る方たちで、最後を送る一般会葬者を呼ばない葬儀です。
そして、地域社会や職域社会とのお別れの場を排除します。
つまり、家族葬は「故人を知る人たちが参列する葬儀」だということです。

いいかえれば、ご遺族様が案内する招待制のご葬儀といっても過言ではありません。
通常葬儀といえば、故人と地域社会や職域社会とのお別れの場であり、同時に「その家の代替わり」を象徴する儀式でもありました。したがって葬儀には多くの人の参列をお願いする必要がありました。

それに対して家族葬は、故人とのお別れにいわば純化した葬儀です。故人を知る人が参列すると考えれば、参列者は家族、親族、そして故人の友人などということになります。

家族葬の参列者がいわば身内ばかりであるという理由で、葬儀そのものは小規模なものになります。家族葬は一般の葬儀に比べて費用は、香典のお返しとか飲食の費用が少ないので若干ですがお安くなることもあります。

つまり、形式的な葬儀ではなく、故人と家族が主体となり、こじんまりと、シンプルに、心温かくお送りする葬儀です。家族・親族・親しい知人のみの葬儀で、義理での参列がないのでゆっくりお別れが出来、気兼ねがいりません。

会社関係 町会などに声をかけないので、準備や手配が煩雑(はんざつ)にならず何よりも故人とのお別れの時間を大切に出来ます。

本文は、弊社にて行った講演を基に一部加筆修正を加え掲載しております。
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