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弊社講演会より Vol.1
『家族葬の現状と今後』
■24-ご葬儀の流れD
できれば葬儀社との打ち合わせの前に、ご家族でどういう葬儀がいいのか相談しておくといいでしょう。

@ 故人をどういう想いで送ってあげたいか
  これが最も大切なことです。

A 宗教の確認
仏教では「臨済宗の△△寺の○○住職に頼みたい」と具体的に決めておきましょう。
無宗教葬も一つの選択肢ですが、家族の意見の一致が困難な場合があります。また、お墓がお寺の墓地にある場合、お寺の墓地はあくまで檀信徒用なので、納骨できないこともあります。

B どういう人に通知するか
故人のためのお葬式ですから、故人が親しくしていた人たち、会社時代の仲間、サークルの仲間、地域の仲間、と具体的に考えてみましょう。故人に来ていた年賀状参考になります。
家族が想像する以上に、故人は広い豊かな人間関係を築いているものです。

C 喪主を誰にするか
「喪主」は遺族の代表者です。一般には配偶者や長子が務めるケースが多いです(但し、本人が事前に指定していた場合は、指定された人が喪主になります)。

D 予算
葬儀には香典という収入もあります。保険金もあります。事前に自己負担できる金額を決めておくといいでしょう。

E 会場
最近は、葬儀専門の会館、火葬場やお寺に付設された式場でのお葬式が多いです。しかし、クリスチャンは教会で行うのが普通ですし、お寺の熱心な檀家さんならば、お寺というのも選択肢になります。また、故人が自宅で安らぐのがいちばん好きだった場合、自宅も有力な選択肢になっていいでしょう。

F 遺影写真
どういう写真を選ぶかは大切な作業です。希望すれば、メモリアルコーナーを作り、「思い出写真」を式場等に展示することもできます。思い出深い写真を多めに選んでおくといいでしょう。故人のお名前の正確な文字、読み方、略歴もあると間違いのない葬儀ができます。

本文は、弊社にて行った講演を基に一部加筆修正を加え掲載しております。
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